Mr.Childrenを解明し隊

チルオタが語る考察やらなんやら

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口がすべって解釈/感想

隠れた名曲口がすべって

 

 

歌詞

口がすべって君を怒らせた
でも間違ってないから謝りたくなかった
分かってる それが悪いとこ
それが僕の悪いとこ

「ゆずれぬものが僕にもある」だなんて
だれも奪いに来ないのに鍵かけて守ってる
分かってる 本当は弱いことを
それを認められないことも

思い通りに動かない君という物体を
なだめすかして 甘い言葉かけて 持ち上げていく
もう一人の僕がその姿を見て嘆いてるんだよ
育んできたのは「優しさ」だけじゃないから。。。

争い続ける 血が流れている
民族をめぐる紛争を 新聞は報じてる
分かってる 「難しいですね」で
片付くほど簡単じゃないことも

誰もがみんな大事なものを抱きしめてる
人それぞれの価値観 幸せ 生き方がある
「他人の気持ちになって考えろ」と言われてはきたけど
想像を超えて 心は理解しがたいもの

流れ星が消える 瞬く間に消える
今度同じチャンスがきたら
自分以外の誰かのために
願い事をしよう

口がすべって君を怒らせた
でもいつの間にやら また笑って暮らしてる
分かったろう
僕らは許し合う力も持って産まれてるよ
ひとまず そういうことにしておこう
それが人間の良いとこ

 

歌詞解釈

ということで今日は口がすべってについての感想・解釈でっす(゚Д゚)ノ

口がすべっての歌詞は1番がカップルの口喧嘩話、2番が戦争の話という、ちょっとカオスな構造になっております(´・ω・`)

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1番(彼氏目線)

■口がすべって失言をしてしまい、彼女を怒らせてしまった。

■だけど間違っていなかったので謝らなかった。

2番

■今もどこかで争いや戦争が起きている。血が流れている。

 

1番と2番は一見まったく関係のない話のように思えますが、桜井さんは共通するところがあると歌っています。

それは、カップルの喧嘩も戦争も、どちらも「争い」

人の心が生み出したものということが共通しているのです。

 

そして2番の最後のほうに、名言です。

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誰もがみんな大事なものを抱きしめてる
人それぞれの価値観 幸せ 生き方がある
「他人の気持ちになって考えろ」と言われてはきたけど
想像を超えて 心は理解しがたいもの

 カップルの喧嘩も、戦争も、人それぞれの価値観・幸せ・生き方が衝突してしまい起こっている事。しかしそれを批判するのではなく、「想像を超えて心は理解しがたいもの」という言葉を用いることによって桜井さんは人間同士の争いに寄り添い、共感を示してあげているのですね。

 

そして最後です。

口がすべって君を怒らせた
でもいつの間にやら また笑って暮らしてる
分かったろう
僕らは許し合う力も持って産まれてるよ
ひとまず そういうことにしておこう
それが人間の良いとこ

 

最後にはカップルの喧嘩が終わりを迎え、仲直りをしています。

仲直りしたってことは、人間には「許しあう力」もあるみたいだね。そういうことにしておこう♪←この流れが本当に秀逸だと思います。

カップルが仲直りしたということは戦争だって終わるはず!とダイレクトに言うのではなく、暗に示すような形で歌を作り上げることで人によって解釈や社会へのメッセージ性の程度が分かれるようになっています。

 

人間関係に悩んだとき、平和について考えたとき、口がすべってを聴いてみると何か解決の糸口が見えてくるのかなと思います(*・∀・´*)